白衣高血圧とは

白衣高血圧

白衣高血圧とは

 白衣高血圧とは、リラックスしている家庭などでは正常な値なのに、病院で血圧測定すると、不思議と高い数値が出てしまうタイプの人のこと言います。
医師や看護師の白衣を見ただけで緊張し、一時的に高血圧になってしまうというものです。

 

 軽い高血圧の方のうち、約2〜3割の方が白衣高血圧とも言われています。血圧は自律神経の作用により、緊張したりすると高くなってしまうからです。
白衣高血圧タイプは、緊張するなどの精神状態が原因ですので、家庭で測定する血圧値が正常なら、特に治療の必要はありません。ただし、白衣高血圧の方も加齢により、高血圧になっていく方の割合が多いといわれていますので、経過を観察するなどしましょう。

 

 白衣高血圧とは逆に、仮面高血圧(逆白衣高血圧とも言われます)の人もいます。普段は血圧の高い状態が続いていても、医師(白衣)の前では正常な値が出てしまい、本来の状態が隠されてしまうタイプです。
仮面高血圧の方には、職場にいると高くなるタイプや、寝ている間に高いタイプ、起床時に高いタイプの方など様々なタイプの方がいます。

 

 問題が多いのは仮面高血圧の方です。白衣高血圧とは逆で、本当は高血圧状態が続いているのに、その状態が隠れていて分からないからです。
こういったタイプの方がいることもあり、毎日血圧測定(出来れば1日に2回)したほうが良いといわれいます。

 

 血圧は常に変動していますから、測定した時に正常な値が出ていても安心はできません。
出来る限り血圧測定の頻度を高め、異常は早期に発見できるように心掛けましょう。

 


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